お葬式とは
お葬式は、亡くなった方が安らかに眠りにつけるよう、またその方の「死」という事実を受け入れるために必要なものです。 葬儀の形は多様化しており、どのような方法で最後のお別れをするかによっても規模や費用は異なります。
突然のお葬式 どうしたら?
誰しもが迎える最期のとき。
もしものときに慌ててしまい、後々後悔してしまわないように、葬儀の流れを具体的に把握しておく必要があります。
しっかりと、流れや行うべきことを理解しておけば円滑に葬儀や手続きを進められ、後悔なく大切な故人さまをお見送りできます。
一連の流れ
逝去
死亡が確認されたら、親族や知人などに訃報を伝えます。また、葬儀の手続きのため葬儀を行う業者へ連絡を取る必要があります。ただし、亡くなった状況に応じて対応方法が異なるため注意が必要です。法律上、医師による死亡確認が行われなければ葬儀を行うことができません。
通夜・葬儀の日程調整
通夜および告別式の日程を決定します。宗教によっては葬儀を行うべきではないという日が存在するため、故人が亡くなってからすぐに葬儀が行えるというわけではありません。葬儀の形式や参列者の人数、全体的な予算、喪主は誰が務めるかなどについて、詳細を決める必要があります。日程が決定したら故人およびご遺族の方の職場や学校、近隣の関係者への連絡も行いましょう。死亡届の手続きや供物の手配などは、葬儀を行う業者に依頼すれば対応してもらえます。
納棺
故人のご遺体を納棺師やご遺族の方で納棺します。納棺の際には、ご遺体を清めて死化粧を施し、死装束を着せる必要がありますが、葬儀を行う業者で対応してもらえます。故人が生前に愛用していた品物や、共に棺に納めたいものがあればご遺体の傍らに置くことも可能です。ただし、入れることが難しいものもありますので、葬儀を行う業者に確認が必要です。どうしても入れてあげたいという品物がある場合は、火葬後に骨壺の中に直接入れるようにしましょう。
通夜
最近では通夜も告別式を行う会場と同様の場所で執り行われる場合が多いです。進行を行うスタッフは基本的に葬儀を行う業者が手配してくれるため心配ありませんが、それぞれの役割や席次、段取りなどをご遺族の方々で確認しておく必要があります。一般の参列者が帰宅したのち、翌日の告別式のスケジュールなどを親族や葬儀担当者と確認しておきましょう。
葬儀
葬儀開始の1時間ほど前に、関係者の方と段取りを打ち合わせしておきます。
閉式の宣言後、ご遺族の方は最後のお別れの挨拶と共に故人の周囲を生花で彩り、棺の蓋を閉じます。出棺準備が整ったら、火葬場へと向かいます。
火葬
火葬場へ移動したら、ご遺体との最後のお別れになります。ご遺体を火葬し、骨上げを行います。喪主から血縁の深い順に2人1組で同じ遺骨を挟んで拾い、足先から順に骨壺に納めていきます。地域や宗教によっても風習が異なるため、ご自身の家庭の風習をしっかりと把握しておく必要があります。
分骨を希望する際は、事前に伝えておきましょう。発行される埋葬許可証および分骨証明書は納骨時に必須の書類となるため、厳重に保管し紛失しないように注意してください。
換骨法要・初七日法要
火葬場から戻ったら読経と焼香によって換骨法要を行います。遠方からの参列者への配慮から、同時に初七日法要を行うことが近年では主流となっています。
ただし、地域や宗教によっても風習が異なるため、事前に確認しておく必要があります。
精進落とし
通夜・告別式・火葬までが滞りなく終了したことを感謝するため、読経を行った僧侶や親族などのお世話になった方々を喪主が招待し、会席を設けて接待します。